2016年12月1日木曜日

新進芸術家ギタリストの響演2016

今年は生徒さんの出演がないので行くこともないかと思っていましたが、友人のお弟子さんが出るということでヤマハホールに足を運びました。夕方6時ごろ銀座に到着。
大きな観光バスが止まっていて、昨年より海外の観光客が増えたなと実感しました。

毎年恒例の、裏道にある立ち食いソバに寄ってからホールに上がりました。
ホールに入ると昨年よりお客様が少ない印象でしたが、時間が経つにつれ来場者が増えてきました。
私自身は10月末から咳が止まらなくて大変でしたが、やっと最近良くなってきて、昨日は周りのお客様に迷惑かけずに済みました。

トップバッターは、大沢美月さん(20歳)。ピェルリのマスタークラスで初めて聞いてから今回が3回目です。はじめて聴いた時は、楽音以外のノイズが大きく無理やり弾いている感じでした。消音もしていなかったかと思います。
現在は昭和音大で学んでいるそうで、そうした点は解消して良くなっていました。
タッチが弱いので、少しずつ深くしてしっかりした音を身に付けることが今後の成長のカギとなるのではないかと思いました。

2番目は、北田奈津子さん(23歳)。以前聴いた時よりよく集中できている感じで、安定感があり音量もありました。ただ、リズムが正しく刻めていないところが少しあったのが残念でした。
現在は東京音大大学院に在学中だそうです。以前より右手手首も少し下がっていて良くなっていましたが、左手の人差し指と小指、肘の位置の使い方に改良の余地があるように思いましたので「今後修正できるか?」が成長のポイントだと思いました。

休憩後

新進ギタリストということで

秋田勇魚君(24歳)。ジュニアの時からコンクール優勝歴がある人で、技術はピカ一でした。
彼の演奏を最初に聞いたのは、確かペロワのマスタークラスで急きょ通訳を頼まれた時だったと思います。その後ピエルリのマスタークラスや東京国際2次予選、そして、今年はクラシカルギターコンクールの優勝者コンサートでも聞く機会がありました。
まだフィーリングでギターを上手に弾いているという感があり、和音連続の時、握り過ぎが原因で弦の擦れる雑音が聞こえていました。今後は、より専門的な環境を作ることが肝要であると思いました。

ラストは、井筒将太さん(33歳)。相愛大学卒、スペイン留学、スペインでのコンクール入賞歴と輝かしい経歴の持ち主です。以前、大阪の日本ギターコンクールで優勝した時に初めて聞きました。それ以来で、今回が2回目です。スペイン的な明るい、張りのある音で、心地よく、テンポの尺がしっかりしているので安心して聞くことができました。いい方向で成長していると思いました。今後は、さらなる表現の幅が出ることを期待したいと思います。

1回目から継続して聞いていますと、それぞれの音大の特徴が垣間見えて良かったです。

連盟のスタッフの皆さんお疲れ様でした。