2016年3月14日月曜日

音の高低と重みの関係

クラシックギター奏者でもう一つ認識されていない点があります。

音の高低と重みの度合いです。音の高低に対して重みが乗っていない奏者が少なくありません。

かなり上手で難曲をすらすら弾かれてもこの重さが足りないと「出汁の足りない料理と同じで物足りなさ、食べた気になりません。たいせつなうまみ成分が不足しているからです。速さや上手さはだけでは先に何が来るか?予測が出来てしまい面白くありません。何度も聴きたくなる音には、隠された程良い重いある音がしています。

クラシックギターしか弾いたり聴いているだけでは気づかないことです。

良いギターですと高低に応じた音の重みがあります。銘器など。

手ごろな物は、弾き方を変えても軽い音しかしないものです。

クラシックギターの音域を他の楽器に置き換えて比べてみると音高低の重さを感じることが出来ます。

身近なもので鍵盤楽器のピアノやチェンバロ

弦楽器ですと チェロが近いですので音の高低を感じ取るのに参考になると思います。

参考までに

チェロの①弦開放弦は、ラです。ギターですと3弦の2フレット「ラ」になります。
     ②弦開放弦は、レです。ギターですと4弦開放弦「レ」になります。
     ③弦開放弦は、ソです。ギターですと⑥弦3フレット「ソ」にないます。
     ④弦開放弦は、ドです。ギターですと⑥弦を変則調弦で「レ」まで頻繁に下げますがあまり「ド」までは低くしません。

それらを音をイメージして腕を重みや手の重み、指の重みと使い分けの訓練をしていきましょう。

拍と音符

拍について

ギター奏者が見落としてしまう点

楽譜に書かれている音符の玉は、同じ大きさで書かれています。

つい同じ大きさや強さ、打点で粒を揃えて弾いてしまいがちですが、これは、誤りです。

音が2つ以上繋がるとき特別な発音記号がない場合は、

8分、16分、32分音符等 細かくなってもわずかに弾き分けます。

つまり重いと軽いとに交互に弾き分けます。

トレモロもそうです。拍の重みの掛かるところがあります。

プロでもそれを忘れたCD録音を聴きます。おかしな所でアクセントになっていたり、音間が詰まっているなど指のもつれのように聞きこえてきます。

そうしたことが起こってしまうのは指のせいだと思いがちですが、それは音符に乗せる拍(下拍と上拍)の重みの認識が足りないせいです。

そして

重くと強くは、意味合いが違います。強くとイメージしてしまうと音を叩いてしまいます。

軽くと弱くも意味合いが違います。弱く弾いてしまうと音が通りません。

重みを下拍。軽さを上拍で表わします。指揮も重みを表しています。

タッチの強化で粒を揃えて練習することは悪いことではありませんが、あまりに習慣化するとつい指の方で同じ大きさで弾いてしまいますので日頃から拍の重み(下拍、上拍)を加えて音階やスケール練習をすることをお勧めいたします。

下拍に来る音符の場合少し重みをかけるので音符の長さが少し長く弾き分けます。同じ強さや長さになりません。

視覚的に分かり易いのは、バイオリンの運弓です。

イメージしてください。同じ動作で弾きませんね。ダウンПアップVと使い分けています。

ダウンの時に腕の重みを人差し指にかけます。アップの時に軽く抜きます。(ヴァイオリンの場合)

P.S
拍や拍子の順序を変えるものがシンコペーション、クレッシェンド記号、デミニュエンド記号、スラー、フレーズ、終止形、非和声音、表情記号、舞曲リズム等です。

未来のために!